介護休業に対する企業のホンネと建前が怖すぎる!正社員が危ないのはなぜか?

介護休業を取得して不利になることもあるの?

厚生労働省は2017年1月から介護休業が取りやすくなるように取得要件を緩和した。現状では、介護休業の取得率は3%程度と低く、取得しても元のポストに戻れないなど取得者が不幸になることも多いという。そこで、NPO二十四の瞳理事長で社会福祉士の山崎宏氏に介護休業や介護休暇の現状と問題点と聞いた。(ダイヤモンド・オンライン編集部 山本猛嗣)

企業側の「本音」と「建前」
介護休業を取得すると不幸になるというのも分からなくないですね。

――介護休業は来年(2017年)1月から要介護度が軽度でも取得可能となり、通算93日まで3回を上限に取得できるようになるなど、条件が緩和されました。それでも、山崎さんは「なるべく介護休業は取得しない方が良い」と相談者にアドバイスされているようですが、なぜでしょうか。

 多くの場合、企業側の「本音」と「建前」が違うからです。多くの大企業では、対外的には、介護休業や介護休暇の制度がもの凄く手厚いような説明がなされています。介護休業は法律上の制度では3ヵ月(最長93日)ですが、企業独自の制度ではもっと長く設けているケースもあり、2年間取得できる企業もあります。

実態は休もうとすると、上司から嫌みを言われたり、
休んでから復帰すると、以前のポストがなくなっていたりするケースが多い。
休んでいる間も職場からひっきりなしに連絡がある、あるいは定期的な連絡を強要される。
自宅で仕事をやらざるを得ないことも多いのです。

現実問題として、多くの方が最初のうちは変則勤務や有給休暇で介護に対応しています。
しかし、そのうちにだんだん立ちゆかなくなり、
介護休業を取らざるを得なくなるというケースが多い。

そして、複数回の介護休業や介護休暇を取得していく結果、
現在のポストを失ったり、職場を離れざるを得なくなるという実態が目立ちます。

実際に相談されたものには、どんなケースがあったのでしょうか。

厚生労働省は2017年1月から介護休業が取りやすくなるように取得要件を緩和した。現状では、介護休業の取得率は3%程度と低く、取得しても元のポストに戻れないなど取得者が不幸になることも多いという。そこで、NPO二十四の瞳理事長で社会福祉士の山崎宏氏に介護休業や介護休暇の現状と問題点と聞いた。(ダイヤモンド・オンライン編集部 山本猛嗣)

企業側の「本音」と「建前」
介護休業を取得すると不幸になるというのも分からなくないですね。

――介護休業は来年(2017年)1月から要介護度が軽度でも取得可能となり、通算93日まで3回を上限に取得できるようになるなど、条件が緩和されました。それでも、山崎さんは「なるべく介護休業は取得しない方が良い」と相談者にアドバイスされているようですが、なぜでしょうか。




 まず、ある都市銀行に勤務していた融資部長のケースです。一度、93日の介護休業を取り、一旦は職場に復帰したものの、どうしても再度休まざるを得なくなりました。

 1ヵ月後に再度、介護休業の申請をしたところ、直属上司から「またか。前回はチームの皆でなんとか穴を埋めたが、またとなると、正式に君のポストに後任をアサインせざるを得ない。それくらい、君にもわかるだろ」と言われたそうです。

大手電機メーカーの営業部長の場合は、母親が認知症となり、所属長に介護休業を申請したら「えっ、介護休業?過去に男性は会社で5人しか取得していないぞ」と露骨に嫌な顔をされ、3回目の申請の際は「もう無理だろう。辞めなさい」と言われたそうです。

 その方は2回目以降からは無給状態でしたが、その介護休業期間中も電話とメールでの仕事を強要されていたそうです。休業中、親の介護と仕事のストレスで、体重は20キロも減ったそうです。会社のことを非常に恨んでいましたね。

 生保会社の女性の営業課長ですが、在宅勤務などの変則勤務と介護休暇を取りながら、実家の母親の介護に対応した結果、心を病んでしまい、母親を殺めそうになってSOSを出してきたケースがあります。

 生命保険の場合、独立事業者という側面があるため、休んでいても何らかの仕事をやらざるを得ないのです。会社からは母親の実家の近くの支社に転勤も命じられたようですが、お子さんの学校の問題もあり、転勤を断っていたそうです。結果的に「後輩に自分のポストを奪われた」と泣いていましたね。

 介護休業を取得したら、契約社員になることを勧められたケースもあります。デパートの外商の方ですが、義理のお父さんの介護が必要となり、介護休業を申請したら、「君が休まなくてはいけないのか」と言われ、仕方なく、変則勤務と有休で半年間がんばってみたものの、結局、ギブアップ。



 上司に介護休業を取得した際、「君のような優秀な人間なら、契約社員で歩合の方が稼げるぞ」と勧められ、つい了承してしまったそうです。当時、外商スタッフの契約社員化が進んでおり、本人も自信があったから了承したとのことですが、後で自分の部下からは「(上司が)『彼には辞めてもらうしかなかった』と言っていた」と聞かされて、愕然としたそうです。

 こんな話はたくさんあって、語りきれません。

育児休暇があるので一子二子と育児休暇をとっていい顔もされなくて
以前のポストにはいられないというのは多々聞く話ではありますが

やはり企業側にしてみると介護休業を取得してもらったら面白くないようなところもあるのだとしたら
本当に困ってしまいますよね。

こういう事で介護する人ががんじがらめになっていくのはどうかと思います。
なんだかんだで退職勧奨にあたりますもんね。

介護離職ゼロな~んて言っていたって
難しいじゃないですかね。

介護の現場で働く自分は介護離職はしないに越したことがないと思います。




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