親の介護をするストレスマネジメントとサポート

10年に渡る父の介護生活の中、要介護者である父を中心にサポートしてくれる人はたくさんいました。
でも、介護する私のサポートを専門にしてくれる人はいませんでした。

「私のことをマネジメントしてほしい!」と




父の介護をする過程で、痛切に思ったことがあります。
『誰でもいいから、介護に関する情報と今必要なこと、そして私のことをマネジメントしてほしい!』

フォーマル・インフォーマル合わせて情報もある、ケアマネージャーもいる、必要なこともわかっている、そして、何をどうしていいのかも知っています。 また、役所の申請主義についても重々承知しています。時間もそれなりにやりくりしている、つもりでした。

割り切れない感情
それでも、父の状況の変化で、次々と様々な判断をしなければならないことが頻繁に、
仕事をしている身に降りかかってくるのです。
正直、想像を超えて面倒くさいことが多くあります。

自分の親のこととなると割り切れない様々な感情もわいてくるし
頭で考えているようにいかないことも多い。さらに、
私は割り切っていても、周りが割り切っていないこと等も頻繁に発生します。

また自分の親だからこそ言いすぎてしまう部分もあるのかもしれないです。

◆心にのしかかる介護

人生の中で迷ったり焦ったりすることは、
年代や環境によって起こってくる当然のことなのですが
介護が必要な要介護者を抱えるとその人の人生までが圧し掛かってくるような
逃げ出せない、いたたたまれない思いにさいなまれることもあります。

頭では分かっていますがどうにも心がついていかないときもあります。
そうなると占いでも何でもいいから将来の見通しを教えてほしい!誰なら教えてくれるのか?
と本気で考えることもあります。感情は、知識や情報だけではどうにもならないことも多いからです。

◆家族は中心ではなく あくまでもひとりの戦力

介護される側のサポートは、ケアマネージャーを中心として様々あります。
そして介護は要介護者が中心にいて、その家族はあくまでも介護する側の一人として戦力になるのです。

一方で、介護する側のサポートは多いとは言えません。
介護する側はそのことを踏まえながら、きちんと自分の人生を送れるように、
介護で疲れすぎないように、できることできないこと、
することしないことを決めておくことが大切です
。しない・やらないことも大切な選択肢の一つだと思います。

この線引きがとても難しいと思いますが、何処までをして、
何処までをしないのかを決める。これは、介護に関するすべてに言えることだと思います。

◆終わりが見えない苦しみ

介護は長期戦になることが予想されます。
いつ終わるかわからない介護に、時には本当に苦しくなることもありました。
それが要介護者に向かうこともあれば、介護者自身の心身に向かうこともあるでしょう。

自分の責任の重圧等で悲しいニュースとなることもありますし、
気が付けば介護者の方が重大な病に侵されていたということもあるのです。

◆言えないプライベート

どんなに気を許した友人にでも、様々な思いやしがらみから、
自分の親の介護をしているということが言えないこともあります。
言ってもしょうがないとあきらめている自分もいます。
まして、会社の人にはできるだけ伝えたくないプライベートなこともあります。

外に向けて声を上げにくい実情があります。
子育てと違ってめどがつけにくいからというのもあるし、
どこかで介護が終わること、
すなわち、その人の死を願っている自分がいるという現実があるからなのかもしれません。

◆無理をせず介護に携わる

だからこそできるだけ無理をせず、自分も大事にしながら、
適度に適当に距離を保ちながら介護に携わってほしいと思います。
それは決して、介護を投げ出すということにはつながりません。
むしろ介護を継続していくために必要なこととなります。

そして愚痴をこぼせたり本音を言える誰かと、
時間を持つことも大切です。

ケアマネージャーをはじめとする専門職に話すのも、
聞いてくれる友人でも、当事者同士の会でもいいと思います。
自分が気の置けない、

評価でも判断でもなく共感してくれる相談相手を持っておくことも、
介護と仕事を続けるコツの一つになると思っています。

◆自分らしく生きるということ

私自身、“介護をしている私の人生”ではなく、“私の人生の一時に、介護という状況が起こっている”という状況を受け止め、自分らしい人生を送るためにはどうすることが一番いいのか、自分の将来を見ながら、受け止めてくれる人と、介護を乗り切るための策を練ることができたらと何度も思うことがありました。

人生・キャリア・家族・友人等、自分が自分らしく素敵にいられる距離や気持ちを保ちながら、介護をすることが大切なのではないかと考えています。

介護のほんねニュースより



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